あなたは普段映画を見たりしますか?
僕は最近ブログ作りに専念中なので映画を見なくなりましたが、一時は毎週のように映画館に行っていました。
映画が好きなのはもちろんですが、映画館で映画を見るのが好きなんですよね。
映画はやっぱり映画館で見るもんですよね。
その映画業界の成長ぶりはと言うと、日本の場合ずっと横ばいらしいですね。
世界では、アメリカを筆頭に映画業界が賑わっている印象ですが、日本と世界の映画事情はどういった点が違うのでしょうか?
という事で、今回は日本・世界の映画事情を調べてみました。
日本の映画事情
日本の映画業界の成長ぶりは、ここ何年かずっと横ばいです。
ヒット作に恵まれると好調になる傾向があります。
横ばいという事は、ググっとは成長していないという事ですね。
ただ最近では、IMAXや4Dなどの「次世代シアター」が登場し、映画の見方も変わってきています。
IMAXはスクリーンが大きいのと音響にこだわっているので、迫力のある映画を見る際に利用すると良いかもしれません。
4Dは「3D+香りなどの体で感じる事ができるものが付加された映画」といった感じです。
IMAXは非常に評判が良いようで、僕も「これはIMAXで見たら絶対いい!」と思う映画はIMAXで見たりしていました。
売上ランキングでは、東宝・東映・松竹がベスト3となっています。
この大手3社がほぼ独占状態です。
確かに東宝は東京だとどこに行ってもあるなという印象ですね。
日本の映画料金が異常に高い理由
日本の映画館の料金は異常に高いですよね。
世界的に見ても1800円はかなり高い方です。
日本の映画料金が異常に高いのは、大手映画会社の影響が関係しています。
映画業界は、「制作」「配給」「興行」が一つになっています。
つまりは配給会社が値段を決め、その値段で興行会社は興行権を購入しなければならないのです。
問題なのは、配給会社が大きな資本を持っている事です。
ざっくり言うと立場的に強いのです。
なので興行会社は若干言いなりになっているという状況だそうです。
また、映画料金が高いのに最初の宣伝や予告が10分ほどあるのも、映画に対する不満の原因だそうです。
日本と違い、イギリスでは映画館によって料金が異なっています。
日本は全国一律なので、なかなか融通が利かない仕組みになっています。
料金設定が映画館ごとに異なれば面白いのになと思うのですが。
世界の映画事情
世界の映画事情は日本とどう違うのでしょうか?
やはりハリウッドは何だかんだ言って最強な印象ですし、映画館の料金的にも海外はリーズナブルな気がします。
世界と言っても広いので有名どころをチョイスしてみました。
アメリカ映画
映画と言えばアメリカと言うほど、映画文化が根付いていますよね。
よく「全米が泣いた」とか「全米が驚愕」みたいな映画が多いですが、要は分かりやすいストーリーの映画が多い傾向にあります。
僕はマイナーな映画とかをたまに見たりしますが、結局面白いです。
アメリカの映画館数は世界一で、スクリーン数は約40000万と言われています。
アメリカの人は映画を見る際、ポップコーンとコーラが欠かせないそうです。
アメリカっぽいですね。
アメリカでは、料金が約600~700円ほどなので、日本の半額以下です。
日本の映画料金が高すぎる気がしますが。。
インド映画
インド映画と言えば、踊りですよね。
急に踊りだすやつです(笑)。
インド映画は「ボリウッド」と言われています。
ボリウッドは、「ボンベイ(ムンバイの旧称)+ハリウッド」の意味です。
インド映画は急に踊りだしたりするので、長編になりがちです。
上映時間が約3時間とかになったりします。
インドの場合、映画の料金は席によって料金が異なります。
高い席だと1500円、立ち見だと10円ほどで見れます。
平均で約30円ほどだそうなので、どっちにしろ激安です。
高くて1500円と言いますが、日本では一般1800円ですからね。。
また、1年に約1200以上の映画が制作され、観客動員数は約30億人だそうです。
この数値はアメリカの約2倍だそうですよ。
マサラ上映
マサラ上映とは、観客が踊りだす映画です。
日本でもマサラ上映が行なわれているそうですが、「映画は静かに見るもんだ」という常識をぶっ壊した上映スタイルです。
踊ったり、声を上げたり、クラッカーを鳴らしたり、なんでもありですが、録画は禁止とされている事が多いようです。
最近は映画の見方も多種多様ですよね。
日本で言うと「応援上映」と言って、声を出して応援する上映スタイルなんかもありますからね。
フランス映画
僕はフランスに映画のイメージがなかったのですが、よく考えたらカンヌはフランスでしたね。
フランスの映画館はおしゃれな映画館が多いようで、映画料金は約1000円ほどになります。
ヨーロッパは日本ほど高くないですが、安くもありません。
約1000~1700円ほどになります。
フランスでは映画は芸術の一つという位置づけなので、アメリカのような大衆向けの映画とかではないようです。
フランス映画に多いのはエロい映画です。
エロさも芸術として捉えるので、少し難解な映画になりがちだそうですよ。
僕はフランス映画はほとんど見た事ないので何とも。。
オリンピア・ミュージック・ホール
オリンピア・ミュージック・ホールは、観客席が席ではなくベッドです。
かなり衝撃的ですよね。もはや映画どころではありません(笑)。
世界3大映画祭
映画には国際映画祭というものがあります。
映画の上映や宣伝、またはエントリー作品の審査や受賞式など、映画に関するイベントが行なわれています。
FIAPF(国際映画製作者連盟)の指定した国際映画祭の内、ヴェネチア・カンヌ・ベルリンの3つを合わせて、世界3大映画祭と言います。
ヴェネチア国際映画祭
毎年8月末から9月初旬に開催されます。
3つの映画祭の中で最も歴史のある映画祭ですが、一時的に中断した期間があります。
中断なく継続して行なわれている映画祭としては、エディンバラ国際映画祭が有名です。
第18回のヴェネチア・ビエンナーレという最も歴史の古い美術展の際に映画部門として開催されました。
1934~1942年の最高賞は「ムッソリーニ賞」で、現在の最高賞は「金獅子賞」です。
カンヌ国際映画祭
毎年5月に行なわれる世界最大の映画祭です。
ヴェネチア国際映画祭に対抗する形でフランス政府主導で開催されました。
カンヌ映画祭では様々な映画が上映され、バイヤーに売り込まれます。
これから公開される映画や企画段階の映画も売買されます。
最高賞はパルム・ドールです。
約20本ほどの映画がノミネートされ、その中から選ばれます。
パルム・ドールは「黄金のシュロ」という意味です。
ベルリン国際映画祭
毎年2月に開催される映画祭です。
他の映画祭と比べると社会派の映画が集まる傾向にあります。
3大国際映画祭の中で唯一大都市で行なわれる事もあって、来場者は比較的多くなっています。
こちらもカンヌ同様、世界最大の映画祭と言われているので、どれが本当の最大かよく分かりませんが、とりあえず凄いという事です。
最高賞は金熊賞です。
熊がベルリン市の紋章である事からきています。
なぜ世界的にポップコーンが食べられているのか
僕は映画に集中したいので、ポップコーンは食べない派です。
飲み物は買いますが。
そこでふと思ったのですが、なぜ映画館はポップコーンなのでしょうか。
ポップコーンって映画館くらいでしか食べないですよね。
そこでまずは映画の歴史を追ってみましょう。
元々映画は「サイレント映画」でした。
サイレント、つまり音がない映画がスタートでした。
サイレントなのにぼりぼりポップコーン食べられたら映画に集中できないですよね。
上映側もポップコーンだけでなく何かを食べられるのは毛嫌いしていたので、この頃はポップコーンがあまり普及しませんでした。
その後、音が聞ける「トーキー映画」に変わります。
当然音の出る映画なので、その音に消されてポップコーンを食べる音は気にならなくなりました。
映画を見ながら何かを食べる事に抵抗はなくなったという事ですね。
トーキー映画が普及した頃のアメリカはというと、不況だった事もあり安価な食べ物が流行していました。
ポップコーンは確かに安価ですが、それだけではポップコーンが普及した理由にはならないですよね。
ポップコーンが普及した理由は以下のような点が挙げられます。
・安価だった
・ポップコーンは投げつけても全然大丈夫(面白くない映画だと物を投げつける習慣があった)
・元々アメリカの祭りなどでは人気があった
・物価の変動に左右されにくい
・利益が出やすい
以上のような理由から、ポップコーンが導入されたと言われています。
映画館でのポップコーンの売り上げは非常に大切で、映画業界が盛り下がっている中、貴重な収益源となっています。
映画は映画館で見るからこその良さがあると思っているので、僕は映画館で映画を見たい派です。
映画業界のためにもポップコーン買ってあげようかな?
まとめ
今回は日本と世界の映画業界を調べてみましたが、とりあえず日本の映画料金が高いのが気になりましたね。
インドは30円くらいで見れるようなので。
いまだアメリカは最強といった感じがしていますが、インド映画も製作本数は圧倒的ですし、他の国もそれぞれ特色があるようです。
普段映画を見る時に、僕なんかは監督・俳優は気にしていますが、どこの国の映画かはあまり気にした事がなかったので、見てみると面白いかもしれないですね。
インド映画なんかは見なくても分かりそうですが。