旅をする際の交通手段は様々ですよね。自動車や自転車はもちろんの事ですが、電車を利用したり徒歩で旅をする人もいます。
ホテルに宿泊する際、自動車はホテルに停める、もしくは近くの駐車場に停めればOKですよね。電車と徒歩は特に考える必要もありません。
では、自転車は?
自転車の厄介なところは、盗まれる危険性が非常に高いところです。車であれば盗まれるなんて事はめったにないと思いますが、自転車は鍵をしていても盗まれる事はよくあります。
ましてや、治安のいい日本でさえ盗難被害があるわけですから、海外なんかだと余計に大丈夫かなと不安になりますよね。そこで、自転車で旅をする際に、自転車の保管はどうすればいいのかをまとめてみました。
輪行について
まず、予備知識として輪行というものを知っておく必要がありますが、そもそも輪行という言葉をお聞きした事がありますか?ロードバイクなどの自転車を普段使用する人は耳にした事があるかもしれません。
輪行とは、「自転車を公共機関を使用して運ぶ事」です。もっと分かりやすく言うと、「自転車を折りたたんで袋に入れて持ち運べるようにする」という事です。これを「輪行をする」なんて言い方をしたりします。
例えば、電車に乗る際、そのまま自転車を持ち込まないですよね。ただ、折りたたんで袋に入れれば、大きいのは大きいですが、一種の荷物として運ぶ事ができるというわけです。よく飛行機に自転車を持ち込む手段として、輪行という言葉を耳にする事があります。
ホテルに泊まる時の自転車はどうしたらいい?
では、輪行という技術がある事が分かったところで、本題に入ります。
まず、ホテルに泊まる際、自転車の保管方法として考えれる事をピックアップしてみました。
1.輪行をしてホテルの部屋に持ち込む
2.ホテルの人に預かってもらう
3.ホテルの駐輪場に停める
4.駐輪場に停める
5.そこらへんに括り付ける
大体、この5パターンかなと思います。では、それぞれの方法を見ていきましょう。
1.輪行してホテルの部屋に持ち込む
まず、ホテルの部屋に持ち込む場合、輪行するのは当たり前ですね。そのまま持ち込む事はできないので。
輪行する際に輪行袋に自転車を入れておけば、荷物扱いになるので普通は持ち込む事ができるでしょう。ただ、同じ系列のホテルでも断られるホテルとそうでないホテルとがあったりもするので、マナー的には事前に確認しておいた方が良いかと思います。
部屋に持ち込むのが一番安全ですし、できれば部屋に持ち込みたいところです。特に高い自転車を使用している人はそばに置いておきたいですよね。ただ念のため、ホテルの人に自転車を部屋に入れてよいかは確認しておきましょう。
あと、ビジネスホテルのシングルは狭いので、壁に当たって痛んだりする場合もあります。注意しましょう。
2.ホテルの人に預かってもらう
輪行をするしないにかかわらず、ホテル側で預かってくれるケースもあります。事前に泊まるホテルが決まっているのであれば、電話か何かで確認してみると良いかもしれません。
意外とホテルで預かってもらえるケースは多いようです。無下に断られる事もないでしょうし。預かってもらうというのは安全面でも心配いらないと思うので良い手段かと思います。一応ホテル側としてはお客様のものとなるので、大事に保管してくれると思います。
3.ホテルの駐輪場に停める
ホテル内に駐輪場がある場合、そこに停めるのもありですね。
ただし、いたずらされたりする可能性もありますし、高い自転車であれば人目のつくところに置いておくのは気が引けます。あまりおススメしません。
4.駐輪場に停める
近くに駐輪場があるなら、そこに停めてしまう方法もあります。ただ、ロードバイクなどは目を付けられやすいので注意が必要ですし、そこまでのリスクを背負いたくないですよね。なので、駐輪場に停めるのは最終手段かと思います。
また、代金を支払わないといけないのも若干つらいですよね。
5.そこらへんに括り付ける
まあ、これは論外でしょう(笑)。
盗まれるうんぬんの前に、マナー的にだめだと思います。「しっかりと自分のものは管理する」というマナー意識を持たないと旅をする資格はないと思います。自分だけがよければいいというものではないので。
まとめ
自転車を止める手段として一番良いのは、「輪行してホテルの部屋に持ち込む」です。ホテルの方に預かってもらうのも安全なのでおススメします。
また、駐輪場に停めるのは安全面で心配なので、できれば避けたいですね。旅の途中で自転車が盗まれるなんてシャレになりませんから。
まずは、ホテルの人に自転車の保管方法を聞くのが一番良いかもしれませんね。