世の中には美しい自然がたくさんあります。
ただ、多すぎるがゆえに、どこへ行けばいいか迷いますよね。。
ということで今回は、世界の美しい自然スポットを5つご紹介します!
1.中国「九寨」
中国の九寨溝(きゅうさいこう)は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
中国四川省北部のアバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県にあります。
九寨溝の名前の由来は、谷間に9つの村が点在するという意味から付けられました。
特徴は、氷河が削った谷を水に含まれた石灰分が堆積してせき止めた108つの湖沼が分布していることです。
チベットの間に語り継がれた伝説には、「山の女神が天界から落とした鏡が108つになって砕けて湖になった」という話が残っています。
その景観の素晴らしさは、自然のままの状態が大事に保存されているところにあります。
渓谷も約40kmの長さがあり、人跡未踏な場所が多いです。
エメラルドグリーンの水が樹木の間を縫って流れる渓流や落差の大きい瀑布がしぶきをあげ、虹が現れる様はとても幻想的です。
歩くたびに日光の向きや湖面に映る景色が変わり、どれだけ見ていても飽きない風景です。
その風景も1970年代に発見されるまで秘境だったのです。
基本的に九寨溝は石灰を多量に含み微生物が生息しないため、水がにごりません。
石灰は水底や石・木に層を成しているので幻想的な発色が促されます。
2.カリフォルニア「グラスビーチ」
世界でも有名なシーグラスの宝庫と言われる、アメリカのカリフォルニアにあるマッケリッカー州立公園のグラスビーチは、一面にシーグラスが広がる美しい景観で癒されます。
グラスビーチと呼ばれるこの海岸には、美しい宝石のようなガラス玉でできたビーチがあります。
実はこのガラス玉はゴミだったということです。
このビーチは20世紀の初期にゴミの廃棄場所だったそうで、ガラス瓶や電気製品などが打ち捨てられていた場所だったということです。
1967年になってから、市長さんが清浄化プログラムによってこのエリアを閉鎖してしてしまったということです。
その結果としてゴミは一掃されたのですが、小さなガラスの破片だけが残されたと言います。
ガラスの破片が丸く削られていく時間というのは、数十年打ち寄せる波の力のせいです。
最近では素足でも歩けるようになり、その年月の経過を感じられます。
ここ数年で人気となったグラスビーチですが、色がきれいなシーグラスは観光客に持ち去られたこともあり、一時期に比べるとかなり寂しくなったという噂もあります。
このグラスビーチ、カリフォルニアのフォートブラックだけではなく、ベニシアにもあるという話です。
世界には他にもまだまだたくさんのグラスビーチがあるのです。
3.ピンク色の湖「ヒリアー湖」
西オーストラリア州には、「ヒリアー湖」というピンク色の湖があります。
鮮やかなピンク色の原因は不明ですが、科学者によると栄養素濃度の低さやバクテリアの藻の種類、海塩と重炭酸ナトリウムの蓄積反応などが原因ではないかと考えられています。
ただ、天候の条件が揃うと湖の色が薄いピンク色になるので、ピンク・レイクの展望台まで行くことで、その美しい眺めを満喫できます。
このピンクレイクを発見したのは、冒険家のマシュー・フリンダースという人で、ミドル島の頂上まで登った時に偶然この湖を発見したそうです。
ヒリアー湖は手つかずの自然の中にあります。
ミドル島でも固有種の鳥や渡り鳥が多数いることから、バードライフ・インターナショナルにより重要野鳥生息地に指定されています。
観光と言っても一番近い主要な都市はパースですが、そこから何と車で7時間程度かかるそうです。
飛行機でもいけますが、あまり期待しすぎるとガッカリすることもあるようです。
付近にはグレートオーシャンドライブと呼ばれる海岸沿いのドライブコースもあっておすすめです。
4.温泉石灰華段丘「パムッカレ」
「ヒエラポリス-パムッカレ」は、トルコ西部デニズリ県にあるユネスコ世界遺産の登録名です。
2世紀頃にはヒエラポリスというローマ帝国の都市が存在しましたが、現在は遺跡が残っています。
パムッカレという言葉の意味は、トルコ語で「綿の宮殿」という意味です。
昔からこの辺りでは広く綿花が栽培されていたようです。
純白の棚田のような景観は、地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、炭酸カルシウム(石灰)が沈殿したものです。
棚田の畦のような部分は、流れてきた植物片などが引っかかったものに石灰分が沈着したものです。
次第に堤のように成長して役200mの高さにわたり形成されています。
同じような地形が鍾乳洞にも見られることがありますが、これを畦石池と言います。
石灰華段丘の一番上にある遺跡がヒエラポリス遺跡で、ローマ帝国の温泉保養地として栄えた場所になります。
何度か地震で破壊されましたが、14世紀頃の大地震で完全に廃墟と化したと言われています。
5.世界でいちばん美しい島「パラワン島」
フィリピンにあるパラワン島とは、フィリピン最後の秘境と言われるほど美しいダイビングの聖地としても人気のある場所です
ミンドロ島とマレーシアのボルネオ島の間にまたがる位置にあります。
長さ397mで、幅が約40kmと細長い島です。
パラワン島付近の海は透明度抜群で、ダイビング、シュノーケリング、世界遺産の鍾乳洞や自然の保護区など、大自然がメインのスポットが数多くあります。
リゾート地としても世界中の人々から人気のある島で、水上コテージなどで宿泊できるようになっています。
パラワン島には、プエルト・プリンセサ空港があります。
日本からは一旦首都マニラへ行き、マニラのニノイ・アキノ国際空港で乗り換えをして、プエルト・プリンセサ空港へ向かいます。
日本からマニラまでは4時間~5時間、マニラからパラワン島まで1時間程度かかります。
ただ、パラワン島の治安については過激集団や誘拐拉致の事件があり、フィリピンのどの州へ行くにも外務省の治安を確認してから注意して渡航することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した以外にもまだまだ美しい自然はたくさんあります。
是非とも一度足を運んでみてくださいね!
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