あなたは目黒に行った事はありますか?
目黒は江戸時代からの歴史ある場所が多く、穴場スポットとして有名です。
ちょっとしたデートスポットから美術館、はたまた、ちょっと変わった博物館まで、多彩なジャンルで楽しめるのも目黒のいい所です。
JR目黒駅が品川区という事から位置関係が分かりにくい場所ではありますが、今回はそんな目黒のマニアックなスポットを7つご紹介したいと思います!
権之助坂商店街
JR目黒駅から大鳥神社に向かう道中にある商店街です。
約3kmに渡ってお店が連なっており、店舗数は256店舗となります。
周辺にオフィスが多い事から、店舗自体は飲食店がほとんどです。
約8割ほどが飲食店になります。
権之助坂の由来
実際に歩いて見ると分かるのですが、権之助坂は大鳥神社方向に緩やかな下り坂となっています。
江戸時代、この坂はよく利用されていたそうですが、雨の日などは土に足を取られるため、小さな子供やお年寄りにはつらい坂道でした。
そこで、菅原権之助という人物が幕府に許可を得なければならない事を承知の上で、無許可で新しい道を整備しました。
そこから、この坂を権之助坂と呼ぶようになったそうです。
目黒新橋
権之助坂を大鳥神社の方向に下っていくと見えてきます。
目黒川にかかる橋で、江戸時代初期から橋が架かっていた事が確認されています。
目黒新橋から目黒川を見渡すと、春の季節は桜が見渡せるそうです。
僕は11月に行ったので、桜はまったく咲いていませんが。。
大鳥神社
日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征にゆかりがあると言われており、大同元年(806)に創建された区内最古の神社です。
主祭神は日本武尊です。
大鳥神社の歴史
景行天皇の時代(71~130)に国常立尊を祀った社がありました。
景行天皇の皇子である日本武尊は、天皇の命令で熊襲(くまそ)を討ち、その後、東国の蝦夷を平定しました。
この東夷征伐の折、大鳥神社に立ち寄り、東夷を平定する祈願をし、また部下の「目の病」が治る事をお願いしたところ、東夷を平定し、部下の目の病も治った事から、大鳥神社を盲神(もくらがみ)と称え、手近に持っていた十握剣(とつかのつるぎ)を大鳥神社に献って神恩に感謝しました。
この剣が天武雲剣(あめのむらくものつるぎ)で、現在大鳥神社の社宝となっています。
酉の市
大鳥神社の酉の市は都内でも古く、江戸時代に始まりました。
酉の市が毎年11月の「酉の市」に行なわれるのは、日本武尊の熊襲討伐が酉の日だったため、その日を祭日としました。
酉の日の当日、ご神前に幣帛として「八つ頭」と「熊手」を奉献します。
「八つ頭」は日本武尊が東征の時、八族の各頭目を平定した功業を具象化したもので、「熊手」は日本武尊が焼津で焼き討ちらに追われた時、なぎ倒した草を当時武器であった熊手をもってかき集めさせ、その日を防ぎ向火(むかえび)をもって賊を平らげ、九死に一生を得た事を偲び奉るためのものです。
ここから古来より、「八つ頭」は人の頭に立つように出世できるという縁起と結びつき、「熊手」は家内に宝を掻き込むという意味で縁起物として広く信仰を集めました。
大鳥神社の社名「おおとり」は、「大取り」に通ずるため、宝物を大きく取り込むという商売繁盛開運招福の神様として、多くの人達の信仰を集めています。
また、酉の市当日は、社殿において、この縁起のもとになる「開運熊手守」が授与されています。
大鳥神社のオオアカガシ
基本種のアカガシに比べ非常に大きく、強い葉を繁らせ、また、雄花穂の花軸はアカガシより太く長く、果実も大きいという特徴からアカガシの変種とみなされました。
新変種命名の基準となった本樹は、学術上貴重な樹木として、昭和38年に東京都の天然記念物に指定されました。
目黒寄生虫館
大鳥神社から少し歩いた所にあります。
世界で唯一の寄生虫を専門とした博物館です。
展示スペースは1階と2階で、フロアも広くありません。
ちょっと立ち寄るにはいいスペースです。
意外とカップルが多いのは、「物珍しさ」と「世界で唯一の寄生虫博物館」だからでしょうか。
デートスポットとして利用されたりするそうです。
また、寄生虫学の世界的権威である亀谷了という人物が、私財を投じて設立した博物館としても有名です。
利用案内
開館時間 | 10:00~17:00 |
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休館日 | 毎週月曜日・火曜日(月曜日または火曜日が祝祭日の場合は開館し、翌平日に休館)および年末年始 |
入館料 | 無料 |
目黒区美術館
1987年にオープンした美術館です。
目黒区民センターの一角にあり、日本作家による美術作品を展示しています。
ワークショップ活動などの、展示と体験を融合させた所が目黒区美術館の特色として挙げられます。
僕が訪れた時は、『日本パステル畫(が)事始め展』という展覧会が行なわれていました。
目黒川船入場
イベントやフリーマーケットなどが行なわれる場所で、特に桜の季節には人気のある場所です。
お花見シーズンにはすごい人だそうですよ!
ポケモンGoが流行っていた時は、人だかりがすごかったらしいですね。
旧朝倉家住宅
旧朝倉家住宅は、猿楽町の南西斜画を利用して東京府議会議長を務めた朝倉虎治郎によって、大正8年(1919)に建てられました。
宅地北側に主屋が建ち、西に土蔵、東に庭門や附属屋(車庫)があります。
このうち、主屋、土蔵及び宅地が重要文化財です。
なお、庭門及び附属屋が附(つけたり)として指定されています。
主屋は、一部2階建ての主体部を中心に、接客のための応接間、内向きの座敷や茶室、機能に応じた異なる意匠でまとめられ、土壌は主屋に附随しています。
また、一体となる庭園は、崖線という地形を取り入れた回遊式庭園となっています。
利用案内
休館日 | 月曜日、祝日の場合は翌平日、年末年始の12月29日~1月3日 |
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開館時間 | 午前10時~午後6時、ただし11~2月は午前4時30分まで(入館は午後5時30分(11~2月は午後4時まで)まで) |
観覧料 | 一般100円、小中高生50円、年間観覧料500円 団体10人以上、一般80円、小中高生40円 60歳以上の人、障害のある人と付添い人は無料 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
僕が個人的にいいなと思ったのは、寄生虫館ですかね。
カップルが多く、気軽に入れる場所なのでぜひ行ってみてはいかがでしょうか。ちょっと気持ち悪いですが。。
今回は11月という事もあって、桜は全く咲いていませんでしたが、お花見シーズンは目黒川沿いが非常に人気だそうです。
春になったら立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに、目黒駅から中目黒・代官山周辺まで歩いたのですが、歩くにはぼちぼち距離があります。
歩くのが嫌な人は目黒駅周辺で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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