あなたは新宿にある花園神社をご存知ですか?
花園神社は酉の市で有名なのですが、それだけではありません。
パワースポットとしても有名ですし、境内には芸能に関する神社もあります。
また、定期的に催し物も行なわれており、新宿の鎮守府として知られています。
今回はそんな、新宿の守り神である花園神社をご紹介します。
花園神社とは
東京都新宿区にある神社です。
新宿の中心に位置している事から、新宿総鎮守として知られており、新宿の街の守り神とされています。
定期的に催し物も行なわれており、新宿発展にも貢献しています。
花園神社の歴史
花園神社がいつ創建したのかは分かっていませんが、1590年にはすでに存在していた事は分かっています。
その後、内藤新宿という宿場ができた事から、その鎮守として祀られるようになりました。
1780年と1810年には、大火で焼失した社殿を復興するため、境内に劇場を設けて演劇や踊りなどの興行を行ないました。
花園神社が芸能と所縁があるのは、このような背景があります。
1803年に花園神社の名前が史料の中で初めて登場します。
大火に遭った花園神社の復興を祈り、内藤新宿より奉納された額面に「花園社」との記載があります。
明治時代には村社に列格しましたが、その時の名称は「稲荷神社」だったそうです。
というのも、一説には、届け出の際に「花園」を書き忘れたからと言われています。
1916年1月25日、「稲荷神社」という名称では伏見稲荷と混同してしまう事から、都知事に改名願いを提出し、「花園稲荷神社」となります。
1928年に村社から郷社に昇格しました。
1965年に本殿が現在のコンクリート造りに再建され、社名を「花園神社」に改名しています。
花園神社の由来
元々、花園神社は現在の位置から南に約250mほどの位置にありました。
寛永年代(1624~44)に、朝倉筑後守という旗本が花園神社周辺に下屋敷を拝領したので、参拝する事ができなくなりました。
それでは困るという事から、現在の場所に移ったとされています。
現在の場所(伊勢丹付近)は花が多く咲き乱れていた花園であった事から、「花園稲荷神社」と呼ばれるようになったと言われています。
花園神社の祭神
花園神社の祭神は、倉稲魂神(うがのみたまのかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、受持神(うえもちのかみ)の3柱の神様が祀られています。
商売繁盛をお願いするなら花園神社
花園神社は商売繁盛でも有名で、これから起業する人や、会社の社長などがお忍びで訪れているのだとか。
また、花園神社は火災で3度も再建をしており、「何度倒れても立ち上がる」姿を自分と重ねてお参りする人も多いそうです。
酉の市(大酉祭)
花園神社の酉の市は非常に有名で、始まりは明治時代からになります。
毎年60万人もの人が訪れており、花園神社名物の見世物小屋を見るチャンスでもあります。
酉の市は関東特有の行事なので、関東以外の人には珍しい行事です。
スギちゃんの名前がある! 芸能浅間神社
境内にある芸能浅間神社は、いつ建立されたかはわかっていません。
ただ、芸能にかかわる人にとっては大切な神社ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
芸能浅間神社の周りには、スギちゃんや八代亜紀など芸能人の名前が書かれた札があるので、こちらも見てみると面白いですよ。
ベイマックスの顔は花園神社の鈴?!
あなたは映画『ベイマックス』をご存知ですか?
第87回アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされている映画ですが、このベイマックスの顔は花園神社の鈴がモデルとなっているのはご存知でしたか?
『ベイマックス』の監督であるドン・ホールが、リサーチをするため新宿近辺を散歩していた際、花園神社の鈴を見てベイマックスのデザインを思いついたのだとか。
花園神社のマップ(地図)
花園神社のマップ(地図)になります。
まとめ
花園神社はパワースポットでも人気で、特に女性の方がパワースポット目的で訪れたりするそうです。
是非とも花園神社のパワーを感じてみてください!
御朱印は本殿の右手にある社務所で授与してもらう事ができます。
また、駐車場はないので注意してください。
東京へ行くなら
東京のガイドブック
東京へ行く際のガイドブックです。1冊持っていると便利ですよ。