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ボーリー牧師館!英国にある世界最大の幽霊屋敷をご存じか?

ボーリー牧師館!英国にある世界最大の幽霊屋敷をご存じか?
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亡霊出没1300回!恐怖のボーリー牧師館

亡霊出没1300回!恐怖のボーリー牧師館

1970年代から80年代あたりに生まれた方なら、当時旋風を巻き起こしたオカルトブームの一翼を担った『世界のナゾと恐怖!』とか『いる?いない?の秘密』などの数多いオカルト単行本に触れた覚えをお持ちではないでしょうか。

数多くの出版社から山のように出されていたそれらの本に、まるで常連のようにことごとく掲載されている「幽霊屋敷」がありました。

どの本も大体タイトルは似たようなもので「世界最大の幽霊屋敷、ボーリー牧師館」といった感じで、イギリスのサフォーク州に100年間で実に1300回以上も幽霊が出没し、その種類も馬車の幽霊、尼僧の幽霊、首なし男、初代住人の牧師の霊、老女の幽霊など多岐に渡る、というものです。

心霊研究科やゴーストハンターたちの腕試しの対象になり、幾度も研究や実験をされたというエピソードもありました。

私も当時そんなオカルト本を読んで目をキラキラさせていた子で、お隣に住む幼馴染みのお母さんに本を貸したら「もう、すごく怖かった。特にこのボーリー牧師館の話。昨夜夢にまで出てきちゃった」なんて言われ、大人もうならせる恐怖に、私はますます夢中になったものでした。

でも、イギリス……。はるか彼方、というかどこにあるかもピンとこない海の果ての知らない島国。いつか大人になったって、行ける日なんか来るかどうか分からない、そんな別世界の話でした。

 

 

かの地には私を魅了する何がある?

かの地には私を魅了する何がある

やがて大人になった私は、出版関係の仕事につきました。隔週発売のTV情報誌ですが、1週間ごとに忙しい週と比較的余裕のある週が交互に訪れる、なんともリズムのつかみにくい仕事でした。

そして、年に1回訪れる年末には、この業界に居れば誰もが恐れる「年末進行」があります。一月分の仕事を実質1週間でやらねばなりません。

そのために仕事はどんどん前倒しになり、結局ほぼ1か月、家に帰れないのはもちろん、ほとんど眠れない(最後の1週間はトータルで7時間ほど。平均すると1日1時間睡眠)という有様です。でも、仕事明けにはしっかりと休みも取れるという、ささやかな見返りもありました。

そのころ、親交の濃かった友人の中に、イギリス大好きで若いのに1人旅をしまくっている人がいました。彼女の土産話を聞くと羨ましくて羨ましくて、でも英会話に自信もないし、海外旅行をなんとなく避けてきた私には、なにか情熱をもってアタックできる旅行先はないかな、と思いました。

フランス語やドイツ語は英語以上に気後れするので、イギリスかアメリカあたり。伝統と歴史の豊かな国…というともう残ったのはやはりイギリス。イギリスには何がある?

当時私のハマっていた推理小説、ドイルもクリスティもチェスタトンも、みんなイギリス。そして幼かったあの日の思い出、世界最大の幽霊屋敷、それがあそこにはある。

 

 

幽霊屋敷はどこですか!?

幽霊屋敷はどこですか!?

初めての海外旅行先をイギリスと定めた私は、遅ればせながらかの地について勉強をしました。まず、私はそれまでよく考え無しに「イギリス」と呼んでいましたが、くだんの友人は「英国」と呼びます。

この国の正式名称はThe United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland。連合王国とも呼ばれ、構成する4つの国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド。

イギリスは元々イングランドの呼び名から来ていることもあり、連合王国全体を指すのにイギリスはあまり正確とは言えません。英国、とかUK(ユナイテッドキングダムの頭文字)と呼ぶのが良いようです。この記事でも以降は「イギリス」でなく「英国」と書くことにします。

私は「地球の歩き方」を買い、ネットで情報をかき集め、現地の勉強をしたのですが、ボーリー牧師館については、オカルト面からではなく真面目に調べようとするとびっくりするほど情報がありませんでした。

そもそも、昔のオカルト本にだって場所についての情報はほとんどありません。エセックス州とかサセックス州とかサフォーク州とか、てんでバラバラでいい加減です。それでもなんとか、そのうちの1冊から「サフォーク州サドベリーから2.5マイル」とある程度具体的な記述を見つけました。

ネットの地図で調べると、ほどなくBorleyという単語を、サフォーク州とエセックス州の州境(ぎりぎりでエセックス州でした)で見つけ、具体的な交通手段を考えることにしました。

飛行機とホテルの手配だけ、手間を省いて旅費も節約して旅行会社の安いプランを見つけました。もちろん向こうでは完全フリー、添乗員なしの、初海外旅行にはちょっと心もとないプランですが、これもチャレンジです。

他にもあちこち回ってみたいので、どの地にもアクセスのよいロンドンに宿泊することにして、移動はすべてBR(日本でいうJR)にしました。このためブリット・レイル・パスという旅行者向けの3日間乗り放題チケットをJTBで買っていきました。

 

 

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人生で初めて異国の地を踏んだ時

人生で初めて異国の地を踏んだ時

ANAの旅客機に乗って12時間。直行便で英国はヒースロー空港へ。ここは世界一忙しい空港、と呼ばれているはずなのに、なんだか人は多くてもウツロというか寂しげな第一印象でした。

でもバスに乗ってちょっと移動すると、そこはもうハリー・ポッターの映画で見たマグルの世界!こんな石造りの可愛い家が、観光用でなく本当に人が生活するために使われているなんて。

ホテルに着いてからもちょっとフラフラしたりしましたが、なるべく早寝をして、ボーリー探訪に備えました。朝は6時頃に起きて、ホテルにてパンとコーヒー紅茶ばかりの質素な朝食を済ませ、リバプール・ストリート駅には7時には到着しました。

サドベリーまでは乗り換え駅になるマークス・テイまで、ここから出る電車に乗ります。が、どこのホームから出るのか分からない…。駅員さんに訊いてもみな違う答えが返ってくるので、これは、またどのホームに電車が入るか決まっていないだけなんだと思い至りました。

7時45分、11番ホームから電車は出発し、8時34分マークス・テイ到着予定。しかし実際は8時50分でした。予定時間にキッチリ合わせる日本の電車とは、本当に違いますね…。

そこで陸橋を渡った向こうのホームに、一両編成のディーゼルカーがありました。それが終着駅サドベリーまで行く電車です。

 

 

ついに来たぞボーリー牧師館

ついに来たぞボーリー牧師館

他にあまり乗客のいない乗り換え電車では、車掌さんがやる気なくパスを確認し、電車は9時15頃サドベリーに到着しました。一緒に降りる人はほとんどいない。

しかし、ここは無人駅というにも、なんというか、駅舎ひとつない、バスの停留所にレールが付きました、みたいな場所です。レールもここから先はありません。デッドエンドです。

背の高い草に囲まれた、こんな野原みたいな場所に置いてけぼりにされていったい大丈夫なのかと獣道を歩くと、ぽつらぽつらと建物が見え始めてきました。すると傍らに小さな自動販売機があります。

見ると、この近辺の地図を1ポンドで売っているようでした。「?」と思いながらスルーし、ほどなく歩いているとベンツ製の赤いスポーツカーのキャブを発見!乗り込んで「ボーリーレクトリー! プリーズ!」と叫んだのでした。

運転手さんに日本からボーリー牧師館目当てで来たことを話すと、5分ちょっとで車は停まり、運転手氏はこちらに身を乗り出して「亡霊なんてこの世にはないんだよ。僕には正体は解ってるんだ」と講釈を始めたのでした。

彼の弁では、気温の寒い朝、川などから立ち昇る水蒸気が晒されて目の錯覚のもとになる、ということです。お礼を言ってチップ込みの5ポンドを渡し、車を降りると、森のなかを老夫婦が散歩していました。

挨拶をして、タクシーと一緒に見送ると、私を静寂が包みました。

 

 

さらば愛しのボーリーの地よ

さらば愛しのボーリーの地よ

この日、英国ではめったに見られないピーカンでした。

ボーリー牧師館、という屋敷は実はもうありません。それは昔から知っていました。1939年に謎の出火によって屋敷は全焼しているのです。

私は跡地がどうなっているのか、心霊現象に遭遇できるものなのか、を考えて来たのですが、なんというか、牧草地帯と垣根の向こうには普通に人が住んでいるらしい家々が並んでいます。ボーリー教会はまだ存在していますが、今日は施錠されていて無人な様子。

牧師館そのものがあったとおぼしき場所は、牛舎があっておばあちゃんが牧畜に従事していました。彼女を呼び止め、来訪の目的を告げると「残念ね。牧師館はもうないのよ」と言われ、それは知っていることを説明し日本から持ってきた本を出して牧師館の絵や写真を見せると「そうそうこれこれ!」と喜ばれました。

来ることができた、見ることができた、それが今回の私の最大の収穫です。別にここで何をしたかったとか、そういう訳ではありません。この田舎町の美味しい空気を一杯吸って、私は揚々とロンドンに帰ることにしました。

タクシーが全然見つかりません。来た道を人に訊きながらとぼとぼ歩くと、ようやくサドベリーの町にたどり着きました。しかし、今度は駅が見つかりません。「おかしいな、こんな大きな町だったかな」と道行く人を片っ端から捕まえて訊くけれど、どうにも要領を得ません。

ここで私は後悔したのでした。しまった。ここに着いた時のあの自動販売機…あの地図を買っておくべきだった、と。

 

 

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