バリ島・ジャワ島の特徴と宗教
私は都内のとある旅行会社に勤務をしているサラリーマンです。
仕事の関係で出張がかなり多いのですが、受け持っている業務の関係上、その多くはインドネシアへの出張です。
年間通してインドネシアにはかなり頻繁に出張に行きます。
また、以前短期間ではありますが、インドネシアのバリ島とジャワ島に数ヶ月ずつ住んだ事もあります。
ここではその経験を活かしながらインドネシアの特徴と注目ポイント、そして観光地や食事などを紹介したいと思います。
インドネシアは東南アジアの南部に位置する世界第4の人口数を持つ国家です。
いくつもの島からなる国家なので「常夏の島国」としても知られています。
有名なのは「ジャワ島」と「バリ島」の2つだと思います。
日本を限らず、世界各国からの観光客が最も多いのはジャワ島とバリ島でしょう。
たしかに、インドネシアに関する事の多くが詰まっているのがこの2つのですが、簡単に言ってしまえば「ジャワ島とバリ島で信仰する宗教が違う」という事です。
そもそもインドネシアはイスラム教が人工の8割以上を占めるイスラム国家なのですが、バリ島は「バリ・ヒンドゥー」という言葉が存在するほどヒンドゥー教が根付いている地域として知られています。
もちろん「仏教」の地域もありますので、「ヒンドゥー教」「イスラム教」「仏教」といった宗教色をそれぞれの街で見る事ができます。
ジャワでの必見ポイント
それぞれの街ではその様子や食べ物が違います。
まずジャワ島ですが、首都のジャカルタは近代的な建物や高層ビルが建ち並ぶ繁華街です。
しかし、一方では寺院や遺跡群も数多く揃っています。
特に「ブロボドゥール寺院」「プランバナン寺院」は世界遺産にも登録されており日々観光客で賑わっています。
「プランバナン寺院」は世界最大級の仏教遺跡として知られており、ボロブドゥール遺跡へは、ジョグジャカルタ空港から車で約1時間30分と少し離れたところにあります。
建物は石造りが基本とされており、約200万個もの安山岩のブロックの上に建てられており、その高さは30メートル以上もあります。合計9層からなる階段状のもので、下の6階層は正四方形、上の3階層は円形の作りとなっています。
これは「過不足なく満たされた地」を意味する「曼荼羅」を立体的に表現したとされています。
「ストゥーパ」と呼ばれる仏塔とその間に鎮座する仏像が見られる上の3階層部分が特に有名で、ここの夕暮れ時のシーンは非常に美しい物となっています。
ジャワ島に行った際には必見の場所の一つとなっています。
ジャワ独特の雰囲気などをそのままリアルに感じてもらえるでしょう。
ジャワの隠れた名所
「 プランバナン寺院」は空港からすぐにアクセスができる距離にあり、天に向かって鋭く切り立った山のような寺院がいくつも集まっているのが特徴です。
その中央にはヒンドゥー教の神様の一人「シヴァ」を祀るとされている高さ47mの「シヴァ堂」という石碑が建っています。
シヴァはヒンドゥー教の神様の一人で、破壊と創造を担う、人々にもっとも愛されている神です。
インドネシアに住むヒンドゥー教の人たちの聖地と言える場所です。
そして、個人的に1番オススメしたいのがジャワ島の東部に位置する「イジェン火山」です。
ここは隠れたジャワ島の観光名所として一部では知られています。
アジア最大クラスの22もの噴火口を持つ火山で、神秘的な硫酸湖が有名な火山です。
「グリーンクレーター」と呼ばれる火山湖は、その名前の通り、イジェン火山の噴火によってできたという事から、その硫黄の影響で緑色をしています。
中心部からは結構離れているので移動には少々時間を要しますが、美しい風景が広がっているので行って損はないおすすめの場所です。
イジェン山は、火山口に関しても、硫黄の関係で青い溶岩と、青白い炎が常に吹き出していて、日が暮れた後に見ると、まるでファンタジーの世界のような幻想的で神秘的な雰囲気になります。
ジャワ島とバリ島の見どころ
イジェン山頂までの行き方は、片道4キロほどの登山となり、傾斜も急で、私自身も結構なきつい道のりでした。
かなり体力勝負になりますので万全の体調のもと、歩きやすい靴、服装で行く事を強くおすすめします。
ジャワ島には他宗教的な視点で他にもたくさんの遺跡や寺院があります。
一方「バリ島」は遺跡や寺院などではなく常夏の海が最大の見所です。
絵に描いたような「青い海、白い砂浜」が広がるビーチでサーフィンやシュノーケリング、ダイビングなどをする人で賑わっています。
「常夏」というだけあり、パパイヤやマンゴーパイナップルなどの果物も豊富です。
衛生面を気にする人が多いですが、水道水さえ飲まなければ全く問題ないと思います。
とくに「ウブド」と呼ばれる地域ではガムラン音楽、バリ舞踊、バリ絵画など、インドネシアの芸術や文化を感じられるので、「観光という視点をもちながら、インドネシア文化を感じられる場所」として個人的にはおすすめです。
どちらかというと日本では「インドネシア文化」というと「バリの民謡ダンス」などが先行してしまうかもしれませんが、そういった意味で「遺跡群観光であればジャワ島、リゾートであればバリ島」と言える国だと思います。
食事の特徴と治安
食事に関しても豊富です。
南国なので、日本には無いようなフルーツもたくさんあるほど豊富ですが、主食の部分でもそれは言えます。
インドネシア風の焼きそばである「ミー・ゴレン」やインドネシア風炒飯の「ナシ・ゴレン」「ナシ・クレン」は代表的なインドネシア料理です。
インドネシアでは米を中心とした食文化です。
米は宗教に左右されない食べ物でもありますので全域で食べられていますが、その調理方法が地域によって違います。
春巻きの様な食感である「ルンピア」や独特の味付けがされた「スプブントゥ」というスープなどもおすすめです。
全体的に「油っこい」「塩っ辛い」「辛い」がその共通となっています。
インドネシアは日本より物価もはるかに安いので観光をする上でも非常にありがたいです。
また、多くの宗教色が強いと言う事もあり、民族衣装や民芸品をはじめとしたお土産もたくさんあるのでおすすめです。
ただ、治安に関しては十分に注意をする必要があります。
飲食店に入り、先に席に荷物を置き、そのまま席を離れてトイレやメニューの注文に行くなどと言う事は絶対にしない方が良いでしょう。
これは「取ってください」と言っているような物です。
私自身も経験があるのですが。。
ほんの数十秒机から目絵お花下だけで鞄ごと盗られてしまった事があります。
スリや置き引きには十分ご注意ください。
特に現地の人は日本人を見つけるとすぐ近くに寄ってきますし、スリのターゲットにされやすいです。
注意点と楽しむための心持ち
果物がおいしいのでたくさん食べていただきたいのですが、くれぐれも水道水は飲まないようにした方が良いでしょう。
決してきれいではない水なので場合によっては町中で買うソフトドリンクの氷によって腹痛を起こす事もあります。
しかし、そう言った事に注意をすれば本当に素敵な場所です。
観光地も食事も、そして年間を通して暖かい気温も、全てが最高に感じられるまさに「南国の楽園」だと言えると思います。
まとめ
ここでは私自身の体験や見解などを含めながら、インドネシアの代表観光地と代表料理をいくつか簡単に紹介させてもらいました。
しかし、これは本当にその一部分です。
他にも数えきれないほどの魅力がたくさん集まっています。
インドネシアは日本から距離的にも近いと言う事もあり、短期間で比較的安い金額で行けてしまいます。
仕事をしているサラリーマン世代であっても少しの連休を使って行けてしまうようなそんな立地の場所でもあります。
もしインドネシアに行く事がありましたら多宗教である視点から文化や伝統、そしてその地の観光名所などの見所から食事までを堪能してもらえればと思います。
きっと、日頃の忙しい毎日からは少し離れて、心が休まり、楽しく幸せな有意義な時間を感じる事ができるでしょう。
海外旅行予約なら
エクスペディア
Booking.com
ヨーロッパの予約ならBooking.comがおすすめです!
Agoda
アジアのホテル予約ならAgodaがおすすめ!
早割・直前割引プランも満載!アゴダのお得な海外・国内ホテル予約
インドネシアへ行くなら
インドネシアのガイドブック
インドネシアへ行く際のガイドブックです。1冊持っていると便利ですよ。