間欠泉で有名な場所と言えば、アメリカのイエローストーン国立公園でしょう。
ただ、間欠泉はイエローストーン国立公園だけでなく世界中に存在しています。
今回は、世界中にある間欠泉についてお話ししたいと思います。
イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園は1872年に認定された世界初の国立公園です。
モンタナ州、ワイオミング州、アイダホ州にまたがっており、この土地には高山湖や間欠泉、沸騰している泥の池などがあります。
イエローストーン国立公園には大小200以上もの間欠泉があります。
フェイスフルという間欠泉は「忠実」という意味があり、その意味が示す通り、噴出のタイミングがとても正確であると言われ、予測できる点が観光客にも人気となっています。
その噴出の間隔は平均91分で、1万4000~3万2000ℓの熱湯が30~50ⅿ吹き出すと言われています。
間欠泉は周期的に噴出するため、1時間半も待てば必ず噴出しているところが見られます。
前までは45分おきに噴き出していましたが、1959年の地震からは時間も不正確になっています。
現在は、次回の噴出時の時間を予測しているようです。
ビジターセンターや宿、ギフトショップなどがあり、時間がない人でも気軽に見れるところが人気です。
同じくイエローストーン公園内にあるスチームボート・ガイザーは、50年も休眠していた時期もありました。
最近では、2005年と2013年に10分程噴出しただけの間欠泉です。
ストロックル間欠泉
アイスランドにあるストロックル間欠泉は、約5~10分おきに熱湯と蒸気を噴きあげる間欠泉です。
1時間のうちに数回は20ⅿほどの高さを噴き上げますが、その高さにはばらつきがあると言われています。
ストロックル間欠泉の魅力は、何と言っても噴き上げる直前の水面の盛り上がりや、噴きだした瞬間の迫力のすごさです。
噴き出すことでむき出しになる穴や、噴出した水が地下へと吸い戻される光景には感銘を受ける人もいます。
ストロックルとは、アイスランド語で「撹乳機」を意味します。
周辺には熱湯が沸きだったぬかるみが広がり、あちこちと蒸気が上がり、およそ数分から10分間隔で最大30m近くになるお湯の柱を噴き上げています。
ただ、観光するのであれば防寒対策が必要になってきます。物凄く寒いので、手袋がないとカメラを使うにも指の感覚がなくなります。
泉が盛り上がったと思ったら大きなビー玉のようになるのが肉眼で見れ、噴き出した後には拍手や歓声が起こるほどです。
入場料もかからず、いつまでも居たくなる場所です。
タティオ間欠泉
サンペドロ・デ・アタカマは、チリ北部のアタカマ高地に位置しています。 1540年に作られた、チリで最も古い町で標高2400mの高地にあります。
アドベという日干し煉瓦作りの静かな風情のある街並みです。サンペドロは小さな町で、考古学博物館や1730年建造のサンペドロ教会などを訪れることができます。
標高4500mの世界最高所にある、アタカマ高地観光のタティオ間欠泉群を見るには、サン・ペドロを早朝に出発します。夜明けとともに台地から噴きだす水蒸気が壮大です。
間欠泉は朝の時間帯に一番高くまで上がるため、その時間に合わせてツアーの出発時間は非常に朝早くなります。
周辺には「月の谷」と呼ばれる、乾燥して塩分を多く含む草木の生えない風景が広がっています。
他にも、アタカマ塩湖、月の谷、ミスカンティー湖など、スケールの大きな自然を満喫できます。
サンペドロ・デ・アタカマには空港がありません。サンペドロの北西、約100kmのところに位置するカラマ空港に入り、カラマへはチリの首都、サンチアゴから毎日数便が運行されています。
標高4500m以上の高いところを通るため、高山病には注意が必要です。
ロトルア間欠泉
ニュージーランドの温泉地のロトルアには、たくさんの間欠泉があります。
ロトルアは、ニュージーランド先住民のマオリ族の伝統文化や言語などが深く残る町として知られています。
現在マオリ族が暮らしているエリアは、人気の観光スポットが多く点在しています。世界各国から観光客が多く、天然温泉が湧き出るロトルアはパワースポットとして人気が高いです。
ロトルアは地熱活動でも有名で、多くの間欠泉が存在しています。
ポフツカイザーという間欠泉は、トロルアの人気の観光スポットとなっています。
ポフツカイザーのポフツとは「爆発」を意味し、1日に約20回程度噴き上がると言われています。
ポフツカイザーの施設内にはマオリ村という当時マオリ族の人々が暮らしていた村を再現してあるエリアもあり、観光客には人気です。
トロルア観光のおすすめスポットとして、ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドがあります。
地熱活動により形成されたカラフルな色の池や地形が見れる場所で、ロトルア観光では人気の観光スポットです。
レディー・ノックスカイザーという間欠泉も観光の見どころです。 1日に1度、約20mの高さまで噴き上げる迫力のある間欠泉です。
日本には間欠泉が数えるほどしかない?
日本の間欠泉は、温泉大国であってもその数は数えるほどしかありません。
北海道知床国立公園内の羅臼の間欠泉は2時間おきに5~10m噴き上げます。北海道の天然記念物に指定されていて、観光スポットになっています。
北海道の間欠泉おすすめスポットは、登別温泉の地獄谷にある間欠泉です。
洞窟のような場所にあり、勢いがあるのが特徴です。その温度は80℃で1回の噴出量も2000L以上と言われています。
宮城県には、鬼首温泉に「弁天」と「竜雲」という2つの間欠泉があります。
弁天は垂直管説の間欠泉で、竜雲は空洞説の間欠泉だと言われています。仕組みが違う間欠泉を一度に見れる日本でも珍しいスポットです。
別府にある間欠泉では、「別府地獄めぐり竜巻地獄」で国の名勝に指定されています。
噴出力が強いため、安全のために天井が設けられています。高さ50ⅿ以上噴き上げると言われています。
ぬるい間欠泉で有名な広河原温泉間欠泉は、直接触れて入浴もできる日本でたった一つの間欠泉です。
広河原温泉間欠泉は、温度が約35℃で噴き出す間隔は不規則です。訪れるタイミングでは噴出を見られないこともあります。
まとめ
間欠泉と言うと、若干マニアックな気がしますが、実際に見てみると感動しますよ。
もし少しでも興味があれば、足を運んでみてください!
今まで見たことのない景色を見れること間違いなしです!
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