子供を連れて行け!初めての海外旅行
安近短。台湾は、日本から近くて楽しい国です。
今までアジアと冒険好きだった私は、何度も一人で台湾を訪れていたのですが、そのクセは結婚してからも留まることがなく、小学生の子供を連れて旅を始めることにしたのです。
初めて子供を台湾に連れて行ったのは、彼女が小学4年生の時でした。
まずは、飛行機に乗れるかどうか試してみなければ……。
そんな思いから、まずは仙台から大阪まで飛行機で移動してみることにしました。
途中で怖いと泣きだしたらどうしようか。
そんな不安もあったのですが、全く心配いりませんでした。
彼女はやはり私の娘のようで、とても喜んでいたようです。これなら大丈夫!
そしていよいよ子供を含めた家族3人の旅が始まったのです。
子供が飛行機の中で一番興奮したのは、機内食でした。
優しい客室乗務員の方にうっとりしているのが見ていて分かる。
どこで覚えてきたのか、「オレンジジュースプリーズ!」なんてカタコトの英語でオーダーしているところを見たら、何だかおかしく感じました。
でも、そんな子供の姿を見ていたらとっても幸せな気持ちになって、私は思わず泣きそうに。
母ちゃん、頑張ってお仕事して良かったよ……。
心からそう思いました。
優しいマッサージの時間を頂く
台湾でやりたいことの中に、マッサージがありました。
台湾では、お手頃価格でマッサージしてくれるお店がたくさんあります。
私は物欲がないのですが、マッサージと食いものに目がないので、予め探しておいたマッサージ店に家族で足を運びました。
夫婦だけなら何も心配ないのですが、小学生を連れて果たして大丈夫なのか。
そんな不安もありましたが、全く心配ありませんでした。
少々古ぼけた建物の中にあるそのお店には、とても素晴らしいスタッフがいました。
ボディと足つぼを受けたのですが、もちろん全て英語です。
片言の私たちの英語にちゃんと耳を傾けて、笑顔で接してくれました。
静かで清潔感のある部屋で、丁寧にマッサージ。
足つぼの際は、真顔で「どうしてそんなに太っているのだ」と聞かれましたが、私はしっかりと答えました。
「I dont know」と。
ふと隣を見ると、子供が真剣な顔でスタッフと話をしています。
「え?」もちろん、子供は英語ができません。
せいぜい「オレンジジュースプリーズ」だけです。
でも、ちゃんと会話が成り立っているのです。
よく聞いてみると、スタッフ(オーナー)が、ゆっくり丁寧に単語を並べて話してくれていました。
「私も英語はあまり得意じゃないよ。でも、堂々としていればいい。ゆっくり大きな声で話をすれば、英語が得意な人に見えるからね」。
そう子供に言ってくれていたのです。
こんなところで、こんなに大切なことを教えてもらえるなんて。
母ちゃん、頑張ってお仕事して良かったよ……。
心からそう思いました。
カッサマッサージとは何ぞや?
テレビかなんかでなんとなく聞いたことがあったのですが、台湾にはカッサマッサージというものがあります。
ひらべったい小さな板みたいなものを使って、体をこするのですが、コリが改善されてスッキリするのだそう。
しかしながら、受けた後はこすった後がかなり赤くなるので、びっくりする方も多いのだそうです。
ならば、受けましょうよ。
私は、白くでぶっちょな背中を勇気をもって差し出し、そのカッサとやらを受けることにしました。
実際に受けてみると、傷みはそれほど感じません。
背中のあちこちをゴリゴリとこすっているだけなのですが、これが想像以上にイイ!
終わった後は、本当にコリがほぐれて背中がなくなったように軽く感じられました。
重い鎧を脱いだ武士はきっとこんな感じなのかな?
しかし、私の背中を見た主人が眉をひそめるのです。
「お前、背中が大変なことになっているぞ」。
恐る恐る鏡に自分の背中を映してみる私。
「ううぉー!」そこには、赤い線が浮き出ていました。
まるで暴力を受けたかのようです。
もちろんそんなことはありませんが。
話には聞いていましたが、何があった!?と思うほど背中が大変なことに。
すぐに背中を写真に収めたことは言うまでもありません。
パイナップルケーキを作る
台湾と言えば、パイナップルケーキが有名です。
これは私の大好きなお菓子でもあるのですが、お土産に買って帰ろうと考えていた唯一のものでもありました。
ケーキと言っても、どちらかと言えばクッキーに近いものです。
中に、パイナップルジャムが入っているのですが、この組み合わせが絶妙なんです。
それほど甘くはないジャムと、少々柔らかめの生地。
最近は、色々なバリエーションがあると聞きます。
台湾には、このパイナップルケーキを作ることができるところがあると知り、申し込んでいました。
主人はあまり乗る気ではありませんでしたが、私に押されていざ挑戦!
広々とした清潔感のある部屋で、色々な国の人達がいくつかの班に分かれて準備を整える。
目の前には、必要な材料が全てそろえられていて、私たちは全く苦労することなく作業を進めていくことができました。
パイナップルケーキを焼いている時間は、室内を見学。
台湾の習慣や歴史なども学ぶことができました。
そうこうしているうちに、ケーキが焼き上がり、型から取り出して一つずつ自分で紙で包装していきました。
最後は、箱に詰めて完了です。
その後、お菓子とお茶が出され、美味しい時間を楽しむことができました。
家族の人生を占う
龍山寺など、台湾にはたくさんの観光スポットがあります。
日本とは雰囲気が異なり、独特の雰囲気を醸し出しています。
私は、この雰囲気も大好きで、家族も皆観光を楽しんでいるようでした。
しかし、やはりせっかく外国に来たのですからナラデハのものを試してみたい。
私たちは、とある占いのお店に足を運び、家族全員の未来を占ってもらいました。
すると、まあキツイことを言うわ言うわ……。
肌につやがないからダメだ出世しないと、何度も私と夫に言う女性占い師。
他にも、散々ダメ出しされて、最後は二人で笑うしかありませんでした。
ところが、子どもは全く違います。
運が良い、頭が良いなど、たくさん褒めてもらったのです。
確かに、こんな風に海外旅行に連れてきてもらえるのですから、運が良いことは間違いないでしょう。
それに、確かに全く英語ができないクセに、外国人と堂々と話しているようなところを見れば、もしかしたら頭がいいのか?
なんて勘違いしてしまいそうです。
いやいや、これは親バカですね。
占い師が小学生の子供に最後に言った言葉。
「三角関係には気を付けて」。
うーん、親として何と言って良いのか……。
結果的には、楽しくて良い思い出となりました。
台湾は愉快で美味しい国
あれから、何度も家族で台湾に行っています。
台湾は、安いですし近いですから、気分転換、人生のリセットなどには丁度良いのです。
それに、台湾には優しい方もとても多いように思います。
注意したいことは、とにかくバイクが多いですからぶつからないようにすることです。
台湾のバイクはびっくりするほど早いです。
他にも、京劇を楽しんだり淡水の夜景を楽しんだりと、毎回盛りだくさんの旅を満喫しています。
もちろん、ショーロンポーやマンゴーかき氷、タピオカミルクティーなども毎回味わっています。
暑くて活気があるこの国は、いつも私たちにたくさんの幸せを与えてくれます。
私は、かなり残念な母親なので、いつも子供にたくさん苦労を掛けています。
ですから、できることはできるだけたくさん子供にやってあげたい、楽しませてあげたいと思っているのです。
飛行機の窓から見える青空。
そして、桃園空港到着間際、飛行機の窓から見えた泣けるほど美しい夕日。
家族でこの瞬間を共有できたことを、私は絶対に忘れないと思います。
家族の愛しい時間。
もうすぐ子供も巣立ちます。
間もなく、今度は子供も一人旅を楽しむようになるのでしょうね。
世界は広く、素晴らしいところがたくさんあるのだと感じながら生きてくれたらいいなと思います。
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