チュニジアを観光したい!
でも、チュニジアってそもそもどんな国か分からない。。
そんなあなたに、チュニジアの概要とおすすめポイントをご紹介します!
首都チュニスでアラビアの世界へ
アラビア語。それはまるで「蛇の様だ」「どこで文字が切れるのか分からない」など、一見するととても不思議な文字に見えます。
イスラムの世界から遠いところにいる私たちには、遠い異国言葉でしかありません。
もし、アラビア語やイスラムの世界に興味があったら、チュニジアの旅はいかがでしょう。
チュニジアは日本からフランス、カタール、ドバイ経由などで行くことができ、比較的緩いイスラムの国であり観光立国でもあるので、イスラム圏の中でも旅行がしやすい国と言えます。
首都チュニス。メディナと呼ばれる世界遺産、旧市街地と、フレンチチュニスと呼ばれる旧植民地時代の面影を残す地区とに分かれています。
街のメインストリート、フランス通りの突き当り一帯がメディナです。
バブ・ブハルと呼ばれる門をくぐると、チュニス最大のモスク「グランドモスク」へと続く細い石畳の道がクネクネとあります。
通りの両脇にはお土産屋がびっしりと立ち並び、観光客や商人でごった返すアラビアの世界となっています。
メディナでチュニジア特産品を買おう!
メディナに着いたら、値段交渉しつつ、お土産を買うのもいいでしょう。
チュニジア特産のオリーブの木を使ったキッチン用品や、手描き彩色が施されたガラスコップや香水瓶。
ガラスコップは、チュニジアではミントとお茶の葉を煮出して砂糖や松の実を入れて作るミントティーをサーブする時によく使われます。
香水はチュニジアでは老若男女問わずよく使われています。
お皿に手描きの幾何学模様や花、魚などが彩色されたものは、元は南の都市ナブール特産の焼き物ですが、メディナでも売られています。
ちなみに、ナブールと愛知県瀬戸市は姉妹都市です。
この焼き物は平皿だけでなく、クスクス用、オリーブの実用、魚用、と言った多様な形のバリエーションがあります。
ヤギ皮を使ったお財布やサンダルもびっしりと並べられています。
イスラムの経典、コーランの一文を壁飾りとしたもの、チュニジアではお守りの様に使われる豆本のコーランなどもあります。
石畳の道を通ってグランドモスクへ
メディナの石畳は多くの人々が歩いたことが容易に分かるほどすり減っており、黒光りしています。
往来の人々はどこか忙しそうで、観光客の間をすり抜けていきます。
途中カフェがあり、シーシャと呼ばれる水煙草をくゆらせながら雑談しているおじさんたちの姿もあります。
お土産屋が立ち並ぶ場所をどんどん奥へと進んでいくと、グランドモスクに出ます。
698年に建設が始まり、完成は9世紀半ば。
別名、オリーブの木のモスク「ジャマー・ジトゥーナ」です。
オリーブはチュニジア人の生活には欠かせないものです。
チュニジア料理には欠かせないですし、実際郊外へ一歩出てみると、オリーブの木が延々と続く景色に出会えます。
オリーブオイルの輸出はチュニジアの大変大きな産業になっています。
オリーブにイスラムの祈りを捧げたものを体に塗ったりもします。
ガイドブックなどには、このモスクに入れると書かれていますが、異教徒が入ることはできません。
チュニジアでは、イスラムの教えや習慣は生活の基礎となっており、どこのモスクも祈りをささげるための神聖な場所として機能しているのです。
青と白の町シディ・ブ・サイドへ
アラビアの世界を堪能したら、ガラッと空気をかえて地中海へ。
チュニスからTGMと呼ばれる電車に乗って北東に約17キロ進みます。
ここシディ・ブ・サイドは、チュニジアンブルーと呼ばれる青い窓、ドアに真っ白い壁の、まさに青と白の町です。
小高い丘に沿ってあるこの町の眼下には真っ青な地中海。
チュニス湾を一望できます。
そして、春夏秋冬、この温暖な地にはブーゲンビレアの花があちこちで咲き乱れ、風に乗って散っていきます。
フランス植民地時代には、画家のパウルクレー、アンドレ・ジッドなどがこの町に魅せられて滞在していました。
今なお、ギャラリーや絵を売っているお店も多くあります。
また、どちらかと言うと、フランスにいるようなオシャレなカフェも多く、メディナの雰囲気とは180度違うこの景色に、「本当に同じ国なんだろうか」と思わずにはいられません。
ここでチュニジアらしいのは、家々のドアや窓です。
真っ青に塗られたドアには、モスマールと呼ばれる鉄鋲で幾何学模様や植物、魚などが描かれています。
また、窓は飾り格子となっていて、美しい幾何学模様のそれは、今なお職人の手作りとなっています。
栄華を誇ったローマ時代のカルタゴの遺跡
まだまだチュニス近郊には違う顔があります。
チュニスからTGMでカルタージュ・ハンニバル駅へ。
ローマ時代のカルタゴの遺跡です。
カルタゴは現在では高級住宅地となっていて、遺跡は町のあちこちに点在しています。
ですが、共通入場券があるので、それに沿って見学すれば重要なものを見逃すことはないでしょう。
時に地中海を眺め、野の花が咲く中を散策するのは気持ちのいいものです。
カルタゴ遺跡をもっと詳しく知りたいと思ったら、バルドー博物館がおすすめです。
チュニスのメトロ4号線、バルドー駅下車すぐです。
ここには圧巻のモザイクコレクションがあります。
まとめ
人口1千万人強の小国チュニジアですが、首都チュニスの周りだけでも、ここには実に多彩な表情があります。
アラビア世界の喧騒と、モスクから流れてくるアザーンの声が印象的なチュニス、メディナ。
一方、地中海リゾート地としての顔、白い壁、青い窓、絵とカフェの町、シディブサイド。古代ローマ時代のカルタゴの遺跡群。
多彩であるということは、豊かな文化がそこにあるということ。
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