東京スカイツリーと言えば、日本人なら誰もが知っている、超有名な観光スポットです。
ですが、そのすぐ側にとっても面白い超穴場の博物館があることを皆さまはご存知でしょうか?
押上駅から、スカイツリーが間近に見える下町をしばらく歩くと、「たばこと塩の博物館」という看板と、たばこをふかした男性のシンボルモニュメントが見えてきます。
この一風変わった博物館は、その名の通り、たばこと塩に特化した非常にマニアックで珍しい、かつ面白い博物館なのです。
特に
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- 博物館というものに全く興味がない
- 普通の博物館は行き尽くした
- 博物館なんて退屈でつまらない
- そんなことよりディズニーランドに行きたい
と思っている人にこそ、是非ともおススメしたいスポットです。
では、具体的にどんなところがおススメなのか、詳しくご紹介したいと思います。
これを読めば、明日にでもすぐにたばこと塩の博物館に行きたくなる!……かもしれませんよ。
「たばこと塩の博物館」とは
まずは、たばこと塩の博物館について、基本情報をお伝えします。
以前は渋谷の公園通りにあった「たばこと塩の博物館」。
山手線から見えるので、知らず知らずの内に目にしていた方も多いのではないでしょうか?(ちなみに、私も通勤電車で毎日渋谷を通っていた時期があり、「あそこは一体どんな博物館なんだろう?」とずっと気になっていたことがあります)。
現在の「たばこと塩の博物館」の基本情報は以下の通りです。
ホームページ
URL:「https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html」
住所
東京都墨田区横川1-16-3
交通アクセス
- 東京メトロ半蔵門線、東武線、京成線、都営浅草線の「押上駅」より徒歩12分
- 都営浅草線「本所吾妻橋駅」より徒歩10分
- 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」より徒歩8分
※駅から少し歩きますが、お散歩がてら丁度良い距離です。
入館料(料金)
区分 | 個人 | 団体(20名以上) |
---|---|---|
大人・大学生 | 100円 | 50円 |
小・中・高校生 | 50円 | 20円 |
※特別展は別料金となる場合もあります。
開館時間
10時~18時
※入館締切は17時30分
※平均的な滞在時間は1時間〜長くても3時間ほど。
※月曜日・年末年始(12月29日~1月3日)は休館日となります
駐車場・駐輪場
- 一般車用駐車場はありません。
- 駐輪場はありますが、スペースに限りがあるのでご注意ください。
「たばこと塩の博物館」の館内へ
入り口を入って正面すぐの受付で入館料を支払い、早速中へと入ります。
スッキリとして、シンプルで清潔感のある綺麗な館内。
大人っぽい落ち着いた雰囲気で、うるさくなく、個人的にとても好きな空間でした。
私が行ったのは平日午後だったのですが、博物館にありがちな混雑や、混雑ゆえに「ゆっくり観たいのに、なんだか分からないけど急かされてる感」が無いのも大きな魅力です。
人混みが苦手な方にはちょうどいい……むしろ居心地が良すぎる、適度なまったり感なのです。
館内には授乳室や喫煙所があり、お子様連れのお母さんや、近年では肩身の狭い喫煙者にも優しい造りになっています。
1階のミュージアムショップ
1階にはミュージアムショップがあり、収蔵品の図録からパイプ、お塩などを販売しています。
個人的に面白かったのは、顔の書いてある可愛らしいマッチ。
使うのがもったいないくらい、ユルくて可愛い顔が一本一本に描かれていました。
友達へのお土産にしても、すごく喜ばれそうです。
たばこと塩の博物館の楽しみ方
2階には、常設展示室「塩の世界」、3階にはこちらも常設展示の「たばこの歴史と文化」、たまに展示替えをしながら収蔵資料を展示するコレクションギャラリーがあります。
私がおススメしたい楽しみ方は、「興味のあるパートから見る、とことん見まくる!」です。
塩とたばこで階が分かれているので、お好みの階から見るのが良いのではないかと思います。
なぜなら、マニアックな展示品なだけに、心を掴まれたら何時間でも夢中になって滞在できてしまうのがこの博物館の恐ろしいところだからです。
私の場合、たばこに心を掴まれすぎて5時間近くたばこの展示を見ていた結果、閉館間近になってしまい、塩の展示を駆け足で見るしかなかったというしょっぱい経験をしたことがあります。塩だけに。
世にも美しい「たばこ」の世界
特におススメなのが、3階の常設展示室「たばこの歴史と文化」です。
たばこの発祥から始まり、いかにして世界に広まったのか、今日に至るまでの歴史を知ることができます。
中でも心を奪われるのは、世界各国のパイプなどの喫煙具や、古いヴィンテージのたばこパッケージの展示です。
パイプは意匠を凝らしたものが数多く展示されており、見た目に非常に美しいのです。
動物や人をモチーフにした形や素材の美しさなど、女性でも楽しめる内容となっています。
パッケージも同様に、当時のグラフィックデザインやイラストレーションに興味のある方は特に楽しめるのではないかと思います。
また、古きよきたばこ屋を再現したセットもあり、まるでたばこ屋さんになったかのような臨場感を味わうこともできます。
とにかく、この美しさは実物を見た人にしか分かりません。
人があまり見たことのない物を見たい、知りたい、という方には本当にとってもおススメのスポットです。
まとめ
「たばこと塩の博物館」は、博物館にあまり興味がない人も楽しめるので是非とも一度足を運んでみてほしいと思います。
特に、3階の常設展示室「たばこの歴史と文化」はおススメですよ!
たばこと塩という組み合わせも面白いですよね。
ではまた!