「等価交換」という言葉を聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
僕はこれ↓
そう、『鋼の錬金術師』なのですが、人生という観点から見た場合の等価交換という言葉が僕は非常に好きです。
何を言っているのか分からないかと思いますが、それは後々書いていきますね。
とりあえず要約すると、「人生の中で大きな結果を得るためには、その代償を払わなくてはならない」という事です。
ちょっと哲学めいた事になってきますが、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
等価交換とは
等価交換とは、「等しい価値を持つもの同士を相互に交換する事」です。
例えば、100円の天然水をお互いに交換する場合は、同じ価値なので等価交換となります。
普段何気なく買い物をすると思いますが、あれもある意味では等価交換になります。
値段の設定はお店ごとに異なりますが、ある特定のものが欲しいので、それに見合う代金を支払っているわけです。
お互いの間で契約が成立しているとも言い換えれるので、これもある種の等価交換となります。
人生における等価交換とは?
では、人生における等価交換とは何でしょう。
例えば、僕がプロ野球選手になるのが夢だったとします。
もちろんプロ野球選手になりたいわけですから、必死に練習するでしょう。
練習の質や量は人に比例しますし、努力したからと言って結果がついてくるとも限りません。
正解はないですから。
ただ、結果的に念願叶って、僕はプロ野球選手になれたとします。
これが等価交換です。
?っていう方が多くいる気がしますが(笑)。
答えは至ってシンプルです。
「プロ野球選手になるという結果を得るために、自分の時間を練習に費やした(犠牲にした)」という事です。
等価かと聞かれたら何とも言えませんが、僕は大きな結果を得るには、それに比例して大きな時間を費やさなくてはならないと思っています。
ここで難しいのは「犠牲にする」という点です。
それに関しては次に説明しますが、ここで何を言いたいのかというと、何かを得るためにはそれに費やす時間と努力が必要だという事です。
犠牲にするとはどういう事?
では、先ほどお話しましたが、「犠牲にする」とはどういう事なのでしょうか。
哲学的な意味で言うと、「犠牲にする≒時間を費やす」と捉えて良いかと思います。
つまりは、実質的に何かを犠牲にしているわけではありません。
ただし、先ほどの例でいうと、プロ野球選手になるための練習なんて辛いし過酷ですよね。
その辛い時間があるからこそ、大きな夢を掴めるのであって、そこに費やした時間はその人にとってかけがえのないものとなるわけです。
つまり、犠牲というよりは、「貴重な何かを掴むために一心不乱になって時間をつぎ込んだ」という意味になります。
何かを成し遂げたかったら、決断しなくてはならない
上記を踏まえた上で、今回僕が一番言いたい事を書きたいなと思います。
先ほどからお話ししている通り、何かを得るにはそれ相応の時間を費やす必要があります。
つまりは等価交換です。
また、時間は有限です。
人一人にやれる事には限りがあります。
そこで、いったん冷静になって考えると見えてくるものがあります。
それは以下の2点です。
・自分1人ではいかに何もできないかという事
・何かを諦めなくてはならないという事
自分1人ではいかに何もできないかという事
自分の中で何か成し遂げたい事がある場合、もちろんそこに時間を費やさなくてはならないわけですから、他の事はおざなりになってしまいます。
有名な学者さんなんかは、1つの研究に没頭するあまり、常識を全然知らないなんていうケースも多いそうです。
いくら努力家といえど、1日24時間というのは変わらないですし、その間でやれる事には限界があります。
つまり、「1人の人間にやれる事には限界がある」のです。
だからこそ、自分にできない事は人に補ってもらう、助けてもらう、そういう事が大事なのだと思います。
何かを諦めなくてはならないという事
上記と共通しますが、人一人にやれる事には限りがあるからこそ、今何をしなくてはならないのかを真剣に考える必要があります。
そして、何より重要なのは、「自分が何をすべきか」よりも、「自分が何を諦めるべきか」を決める事にあります。
僕は今までこういう話をして、「マイナス思考だ」とか言われた事があります。
そうではないんです。
現実を直視する、もしくは自分の人生に精一杯生きれば生きるほど、いかに色々な事を諦めなければならないかが理解できるようになります。
その時初めて、時間の重要性というものに気付かされます。
少なくとも、自分の人生に精一杯生きれない人、自分の人生にしっかり向き合う事ができない人は、時間の重要性に気付く事もありません。
話が逸れましたが、僕が何かに打ち込む際に犠牲にしてきた事を書いてみました。
僕が犠牲にしてきたもの
僕が今まで犠牲にしてきたものです。
・プライベートな時間
・人とのつながり
・趣味
プライベートな時間
僕は「旅を仕事にする」と決めてから、遊ばなくなりました。
元々遊びまくってた人間ではないですが、ひたすらブログを充実させるにはどうしたらいいかを考えています。
平日は仕事から帰ってきたら、寝るまでパソコンに向かっています。
仕事でもIT関係なので、パソコンを計8時間は使っています。
なので、1日計12時間くらいはパソコンと向き合っています。
ただ、今自分がやるべき事はこれだというものが明確にあるので、正直しんどい時もありますがやめたいと思った事はありません。
人とのつながり
僕は人に支えられて生きていると最近特に実感していますが、自分と向き合う時間を作るためには人とのつながりを犠牲にしなくてはならない時もあります。
今は人とのつながりを大切にしていますが、旅を仕事にする以前はITの勉強をしたかったので、人とのつながりをある意味では犠牲にしていたと思います。
それこそ、僕はほとんど飲み会に行きませんでした。
自分の中でやりたい事があったからです。
周りからよく思われなくても、自分と向き合う時間が欲しいと思っていました。
人とのつながりを犠牲にして、自分と向き合うという時間を得ていたので、ある意味ではこれも等価交換ですね。
趣味
僕は映画や漫画が大好きなのですが、「旅を仕事にする」と決めてから、映画をほとんど見なくなりました。
見るとしても、ブログを猛烈に書いた休日に息抜きとして見るような感じです。
漫画も買わないようになりました。
というか本屋にすら行かなくなりました。
これも同じで、1分1秒が惜しいと思うようになったからです。
諦めるという事は決断するという事
何かを得るには何かを捨てる覚悟が必要です。
つまりは、「諦めるという決断」が自分の中で必要になってきます。
なんでもかんでも欲しいという人は何も得られません。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。
その覚悟と行動が伴えば、何かを成し遂げられると僕は思っています。
まとめ
等価交換というのは、「何かを得るにはそれに等しい時間を費やさなくてはならない」という事と同義です。
自分の人生は今のままでいいという方は、全然今のままでいいと思います。
ただし、何かを変えたい、何かを成し遂げたいと思うなら、その代償として何かを捨てる覚悟が必要です。
その覚悟がしっかりと自分の中にあれば、あとは行動するだけだと思います。
僕も「旅を仕事にする」ために、日々精進しています。
何かを犠牲にしてでも成し遂げたい事があるからです。
では、今回はこの辺りでおさらばします。
また会いましょう。