Excelを仕事で使用していると、保存する際に全シートの選択セルをA1(左上)に合わせたいと思う事があります。
そんな時はマクロを組んでしまえば一発解決です。
Excelで自動化したければマクロ一択です。
という事で今回は、全シートの選択セルをA1(左上)に合わせるマクロについて解説したいと思います。
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全シートの選択セルをセルA1に合わせるマクロ
早速ソースコードを記載しておきます。
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Sub SelectCellA1() Dim workSheetIndex As Long For workSheetIndex = 1 To Worksheets.Count Worksheets(workSheetIndex).Activate Range("A1").Select ActiveWindow.ScrollRow = 1 ActiveWindow.ScrollColumn = 1 Next Worksheets(1).Activate End Sub |
使用方法
上記のソースコードを標準モジュールに記載して実行するだけです。
アドインとして登録するのがおすすめですが、この記事内では細かい事は記載しません。
あくまで、マクロの解説に留めたいと思います。
解説
セルA1を選択している箇所は、6行目の
1 |
Range("A1").Select |
の部分です。
問題なのは7・8行目の部分です。
1 2 |
ActiveWindow.ScrollRow = 1 ActiveWindow.ScrollColumn = 1 |
この記述がないと、セルA1を選択してもスクロールが初期状態に戻りません。
ですので、スクロールが下の方にあるのなら、スクロールを一番上に上げてあげる必要があるわけです。
まとめ
ソースコード自体は簡単ですね。
普段セルA1を手動で選択している場合も多いかと思いますが、たったこれだけの記述ですべて自動化できるわけです。
知っているかどうかの問題ですし、意外と簡単な事は多いです。
特にマクロは言語としても簡単な部類に入ると思いますので。
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