さーーーて、今回から本格的に独自プログラミング言語を作ります。
と言いたいところですが、まずはそのための下準備「環境構築」が必要です。
なんか全体的に昔に作られたツールばっかりなので色々戸惑いそうですが、ささっとやっていきましょう。
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僕のPC環境
・Windows10(64bit)
今回やること
・「MinGW」インストール
・「Cygwin」インストール
・「bison」インストール
・「flex」インストール
環境構築
では早速環境構築をしていきます。
※逐一インストール方法を書いていたらキリがないのと、ググったらいくらでも出てくるのでこちらでは記載しません。
が、僕が参考にしたサイトのURLは記載しておきます。
1.「MinGW」インストール
MinGWとは、gcc等のツールを簡単に入れられるものだと思ってもらえればOKです。
gccはフリーのCコンパイラです。
独自プログラミング言語はC言語を土台にしていくので、Cコンパイラは必須です。
■MinGWインストーラのダウンロードサイト
URL:「https://sourceforge.net/projects/mingw/files/」
※注意点として、コマンドを使用できるようにするため環境変数への設定が必要です。
Cドライブ直下にインストールした場合は、「C:\MinGW\bin」にパスを通します。
※「C:\MinGW\bin」に「mingw32-make.exe」というファイルがあり、この実行ファイルを後々使うのですが、名前が長いので「gmake.exe」という名前でコピーしました。
参考サイト
■MinGW – gcc のインストール – Windows環境
URL:「https://webkaru.net/clang/mingw-gcc-install/」
■MinGW – gcc の環境設定(パスを通す) – Windows環境
URL:「https://webkaru.net/clang/mingw-gcc-environments/」
2.「Cygwin」インストール
Cygwinとは、Windows上で動作するUNIXっぽい環境です。
この後インストールする「bison」が「m4」というツールを使用するので、Cygwinのインストールが必要です。
■Cygwin公式サイト
URL:「http://cygwin.com/」
※注意点として、「m4」というツールをインストールしてください。
「Interpreters」の中に「m4」というのがあります。
ちなみに、Cygwinはインストール後、再度インストーラを実行すれば追加でツールをインストールできます。
参考サイト
■Windows上で動くUNIX?Cygwinのインストール&設定方法
URL:「https://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/2667」
3.「bison」インストール
bisonとは、yaccが使用できない環境で使用する、要はyaccの代わりですね。
※yaccについては次の記事で書きます。
■bisonインストーラのダウンロードサイト
URL:「http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/bison.htm」
※注意点として、bisonを使用できるようにするため環境変数への設定が必要です。
Cドライブにインストールした場合は、「C:\Program Files (x86)\GnuWin32\bin」にパスを通します。
※どうやら最新のbisonを使用するとうまく動かないので、バージョンは2.1のものを使いましょう。
参考サイト
■MinGW, bison, flexのインストール(Windows向け)
URL:「http://kmaebashi.com/programmer/devlang/book/winenv.html」
4.「flex」インストール
flexとは、lexが使用できない環境で使用する、要はlexの代わりですね。
※lexについては次の記事で書きます。
■flexインストーラのダウンロードサイト
URL:「http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/flex.htm」
※bisonのインストール後に環境変数を設定していれば特に追加ですることはありません。
bisonとflexは同じ場所にインストールされるので。
参考サイト
■MinGW, bison, flexのインストール(Windows向け)
URL:「http://kmaebashi.com/programmer/devlang/book/winenv.html」
コマンドが動くか確認しておこう!
インストールは一通り終わったので、諸々のコマンドがちゃんと動くか確認しておきましょう!
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C:\WINDOWS\System32>gcc --version gcc (MinGW.org GCC-6.3.0-1) 6.3.0 Copyright (C) 2016 Free Software Foundation, Inc. This is free software; see the source for copying conditions. There is NO warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. C:\WINDOWS\System32>bison --version bison (GNU Bison) 2.1 Written by Robert Corbett and Richard Stallman. Copyright (C) 2005 Free Software Foundation, Inc. This is free software; see the source for copying conditions. There is NO warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. [参考訳 -- 法的効力は英文が適用されます] これはフリーソフトウェアです -- 複製についての条件はソースを見ましょう。 一切の保証はありません -- 商業性や目的適合性についての保証すらありません。 C:\WINDOWS\System32>flex --version flex version 2.5.4 |
問題なければ環境構築としてはひとまずOKです。
おすすめ本
これおすすめやで。
まとめ
とりあえずツールを一通り入れましたが、なんか全体的に古いツールですね。
もっと新しくて分かりやすくならんのですかね。
みんな独自プログラミング言語なんてあんまり開発しないのか?
では。